無機質塗料・有機質塗料
只今塗装の勉強中です。聞きなれない言葉に戸惑いを覚えながら、資料に目を通し
ている状態です。そんななか、塗料には無機・有機があることがわかり、今回こち
らで紹介させていただきます。
有機塗料・無機塗料の違いは?
有機塗料と無機塗料の大きな違いは主成分です。
有機塗料:人工的に作られた物質が含まれている塗料
(石油・石炭などの有機物を含んだ塗料)
無機塗料:鉱物などの無機物が含まれる塗料
(石やレンガ、ガラスなどを主成分にした塗料)
無機塗料のメリットは?
〇 耐候性が高い
紫外線にさらされても劣化がしにく、耐候性が高いため長期の渡って光沢を保ち外壁
を保護してくれます
〇 耐汚性が高い
無機質は汚れにくい性質があります。付着した汚れは雨などにより洗い流すことがで
きます。無機物にはカビやコケの栄養分である有機物の含有量が少ないため、カビ
やコケが発生しにくい
〇 耐用年数が高い
無機塗料の耐久年数は20年以上と言われています
〇 不燃性がある
主成分に炭素を含まないため、有機塗料に比べてと火事の際燃えづらいという利点が
あります
〇 変色しづらい
塗膜の劣化がしにくいので、変色しにくい。 色合いを長期間保つ事ができるため
年数がたっても見た目が綺麗な外壁をキープできます
無機塗料のデメリットとは?
〇 金額が高い
無機塗料は、耐候性や耐久性の面で機能性が高く、施工の際は値段が高くなります
〇 ひび割れしやすい
塗膜が固いため、建物の動きが多い場合、塗膜にヒビが入るおそれがあります
地震の多いエリアでは適さないこともありますので、施工の際は一度施工業者さん
に確認していただくと安心ですね
有機塗料のメリットとは?
〇 ひび割れに強い
伸縮性があるため、外壁の表面にヒビが入った際も、塗膜にまでヒビが入るという
リスクを下げることが出来ます
〇 価格帯を選べる
有機塗料は各メーカーごとにラインナップが豊富です。そのため、求める性質によ
り、金額に幅があります
有機塗料のデメリットは?
〇 紫外線の影響を受けやすい
時間の経過とともに、紫外線の影響で塗膜の劣化が目立つようになります
〇 耐火性が低い
有機塗料には有機物が含まれていることから、耐火性が無機塗料に比べて
低くなります
無機塗料・有機塗料ともにそれぞれのメリットとデメリットがあります。
塗装する場所によって使いわけをすることも可能ですので、気になる際は
一度業者さんに相談してみるのも良いですね。